がん予防、再発予防(三次予防)とストレス
がんの発生にストレスが大きな割合を占めることは間違いがありません。しかし、その関連は心理学的な研究はかなりなされていますが、医学的な研究はあまりなされていません。医学的には、分子生物学の発展により、より細胞レベル、分子レベル言い換えれば人体の部分部分に注目が多く注がれるようになり、全体を見る、特に精神的なものとの関連は注目があまりそそがれなくなっているのが実情のようです。ストレスはうまく発散さえすれば決して問題となるものではありません。まずは、自身のストレスの程度を理解しましょう。
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人生の出来ごとのストレス度
見知らぬものに遭遇した時の動物の反応は基本的に二つに分類されます。戦闘態勢を取るか隠れてひっそりするかです。それぞれの瞬間的な判断のもと、脳下垂体などからホルモンが分泌されその体性となります。そして、その本来の動物としての反応を取ることが出来ない時に人間はストレスを感じるようです。以下のストレスとストレス度は、ワシントン医科大学のトーマス・ホルムス博士とラヘ博士の研究を基にしています。このようなストレスががんの原因になるとはにわかには信じがたいかもしれませんが、1年半から2年以内に強烈なストレス(例えば子供の死)を経験した方ががんを発生している例の様々な報告があります。
がん罹患の確率が上がることを意味します。喜ばしいことでもストレスとカウントされているのは、環境が変わることにストレスを感じるからです。これは、あくまで一般的な値であり、個人差が大きくあります。すべてのことを肯定的に受け入れ、新しいことにわくわく出来ればストレスはなりません。そのように心がけるように努力することがよい方向性です。尚、括弧内の数字がストレス度を数値化したもので、大きいほど強いストレスを表します。
各項目をクリックするとその説明が現れます。
まず、現在の自身のストレス度を理解したうえで、ストレスを発散、解消する努力をしましょう。ストレスは適切に発散すれば恐れるものではありません。
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配偶者の死、子供の死は最大の悲しみです。ストレス度は100で最大です。このストレスを解消するのは簡単ではありません。また、このサイトの範囲をはるかに超えます。それぞれ専門の方に御相談されることを推奨します。
子供を傷つけ、悲しい思いをさせます。特に、一人で子供を育てるのは、かなり苦しく、不安に押しつぶされそうになるようです。もし、子供さんがいるのなら、相当な覚悟は必要です。金銭面だけでなく、心の中をいつもきにしたり心の落ち着くことはないようです。2番目に強いストレスで73です。
配偶者との別居、日本の場合はこれに家庭内別居も加わるかもしれません。離婚の際の負担までは行かなくともそれに近い負担、不安はかかってくるようです。3番目に強いストレスで65です。
配偶者、子供以外の家族者の死です。これも大変なストレスとなり4番目に強い63です。
自由が全くない生活となります。罪への懺悔、後悔など精神的な不安、苦痛は計り知れないでしょう。これも4番目に強い63です。
外傷後ストレス障害(PTSD)もこれに含まれるでしょう。東日本大震災や不慮の事故など命の危険を感じる体験が、また病気にかなったことによる不安等が心の傷となり、不安や不眠、恐怖や悪夢、無気力感などを慢性的に生じたりします。5番目に強い53です。
喜ばしいことなのにと意外に思われる方もおられるものと思います。環境が変わることは人間はどんなことでもストレスを感じます。結婚は大きくその生活環境が変わります。大好きな二人が一緒に暮らしはじめたとしても、独身時代とは勝手が違うことが数々でてきます。ちょっとした感覚の違いも、だんだん気になって、いくつも重なってくると慢性的な疲れや悩みに繋がりさらなるストレスとなります。結婚生活で生じてしまった不満やストレス、きちんと解消する努力をしましょう。環境が大きく変わることで6番目に強い50です。
いかなる時も、いかなる場所でも、そこにいることを楽しみましょう。そして、その場にいられることをうれしく思う努力をしましょう。今を楽しみ顕在意識、潜在意識ともにわくわくさせましょう。
一度わかれた相手と再び生活を共にする。別れた時点に戻れるわけではありません、わかれた理由の整理、復縁後のお互い環境が変わったことによる不安、戸惑い、子供の反応とそのケアなど大きく環境が変わることによるストレスがかかります。
主人在宅ストレス症候群などとよく言われますが、退職した本人の環境が大きく変わることに加え、その配偶者のペースの変更が余儀なくされます。そのどちらもがお互いのストレスとなり得ます。そして、その相乗効果でお互い相手に対してよりストレスを感じる可能性があります。そこで、45です。
家族が命の危険を感じる体験が、また病気にかなったことによる不安等が心の傷となり、不安や不眠、恐怖や悪夢、無気力感などを慢性的に生じたりします。それを見守る残りの家族にも大きなストレスとなります。
本人も配偶者も喜ばしいことではありますがストレスを感じます。その環境の変化が原因です。妊婦は妊娠すると体も大きく変化し、ホルモンの分泌の変化などもあり精神的に不安定になりやすくなります。そして、体調の変化や出産への不安、体が思うように動かないもどかしさ、不眠や腰痛、肩こり、など体調の変化、イライラしストレスを感じる要素は山のように出てきます。これらの変化による配偶者の環境の変化小さいものではありません。そこで40です。
夫婦間、恋人間の性の悩みは意外に大きなするレスになります。39
親との同居、子供との同居は大きな環境変化となり。精神面、肉体面ともにストレス、特に慢性的なストレスになりやすく注意が必要です。よって39です。
職場の大きな変化は、環境が大きく変わり、精神的にも肉体的にも大きなストレスとなります。39
経済状況の変化は大きな生活環境の変化をしいります。これは、収入の多い少ないではなく、その変化の割合が大きいほど大きなストレスとなりうるということです。38です。
親友の死。人によっては家族より影響が大きいかもしれませんが、ここで問題にしているのは生活環境の変化がどの程度あるかが基本です。37です。
転職は仕事の環境が大きく変わります。慣れ親しんだ職場環境から全く新しい職場環境に移っての仕事です、生活環境は大きく変わります。しかし、新たなことに挑戦できるなどかなずしもネガティブな部分だけでもないでしょう。36です。
一般的には夫婦は最も親密な間柄で、その一日の中で占める割合も大きいと考えられます。また、これはUSの状況をもとにしております。日本の場合は少々これとは違うかもしれません。35です。
自分が高額と感じる金額を借金した場合です。生活の基盤が変化することに繋がりますので、ストレスが多くなります。また、これはその原因となるその他の要因もストレスとなっていると考えられます。31です。
担保貸付金は会社組織のことですが、個人として保証人になったもののトラブル等もこちらに含まれるでしょう。30です。
これは昇進するようなよいことも含みます。昇進すれば責任が増えるでしょう。その環境変化によるストレスは小さくないでしょう。29です。
子供に愛情を注いできた夫婦ほどその子供の独立は大きな環境変化になると考えられます。生活の中心から子供から夫婦に戻るわけです。影響は小さくはないと考えられます。29です。
どんなことでもトラブルは心労となり、ストレスとなります。しかもそれが親戚の間となるとなおさらです。29です。
成功といえどもそれにより大きく環境が変わります。ノーベル賞などを受けた方を見ているとその影響の大きさを感じざる負えません。大きな生活環境の変化は大きなストレスとなります。28です。
配偶者の仕事環境の変化は、大きな生活環境の変化を伴うことが多いでしょう。自身の場合ほどではなくとも環境の変化を伴いストレスとなります。26です。
子供の学校の区切りの行事はなにかと非日常的なことが続くことが多くなるでしょう。非日常的な面でストレスとなることも多いと考えられます。26です。
そして、この値の合計を次の様に分類しています。
*150〜199
疾患発症率 37%
*200〜299
疾患発症率 51%
*300〜
疾患発症率 79%
これらストレスは蓄積しないように、発散、解消すべきです。その方法は、
がん予防羅針盤などを参照してください。
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